第17号・私のOA歴

昨年2月にブログを開設し、10月に第16号を発信して以来、気が付いたら
5ヶ月も書き込みを休んでいました。
私は昭和58年(1983)秋からワープロに親しみ、公私共にワープロを駆使してきました。この間に5台のワープロを潰し(壊れて、故障して)、今使っている物もフロッピーの読み取りが出来なくなってしまいました。この傾向が、実は一昨年の夏から始まり、新しくと思ったのですが、ワープロは生産中止!。やむを得ずパソコンの勉強を始めたという次第です。
25年間もワープロを使っていると、フロッピーが沢山溜まります。100枚くらいはあるかな?それをパソコンに転換するのって、想像を絶する大変さ!
正月の年賀状の準備にと、転換作業を始めてビックリ!うんざり!でした。その為にブログはすっかりご無沙汰してしまった次第です。
Photo このブログの原稿、この20年の間に溜め込んだワープロベースの原稿をパソコン仕様に変換して、部分修正してインプットしているのが実態です。ですから、その手間の懸かること。そのためにこの正月からこの転換作業を真面目にやっていたので、お休みの状態になったと言うわけです。
パソコンに変えてみて、ワープロの優秀さを再発見。日本人には、日本で作られたワープロの方が遥かに便利。もう一度、ワープロの復活を願っています。
ご存知ない方に、敢えてワープロの宣伝をしますと、エクセルの表計算程度のことは安いワープロでも出来たんですよ。例えば数表を作って範囲指定して[タテヨコ]と入力すると、縦計、横計、総計が一発で出来てしまう。エクセルではこんな芸当は出来ませんよねえ。
このブログ、苗字の亀、酒の亀、浦島太郎、地名の亀と続けてきました。亀の仕込みはまだまだあります。動物の亀、俳句・川柳・落語・芝居の亀、その他色々あって、最後の願いは「亀辞典」。お楽しみに!

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第16号・地名(3)・「亀寺・亀神社」

亀城に続いて「亀寺・亀神社」のリストです。
取り敢えずの処、101ヶ所を見付けました。こう云う所にお参りすると長生きできますよ。

銭亀八幡神社   北海道函館市
亀田八幡宮     北海道函館市
亀尾神社      北海道函館市
亀寿院        青森県鶴田町
亀頭山妙覚寺   秋田県秋田市
亀岡八幡宮     宮城県川内市
千葉亀勝寿     宮城県花山村
亀谷山地福寺   宮城県唐桑町
亀ケ﨑社       山形県酒田市
亀岡文殊堂大聖寺 山形県高畠町
亀割観音       山形県最上町
亀岡神社       福島県霊山町
亀堂院         福島県古殿町
亀山神社       福島県広野町
亀谷山千手観音堂 福島県二本松市
亀寿山自性寺   茨城県岩井市
亀谷山誠諦寺   茨城県江戸崎市
亀岡八幡宮     栃木県益子町
亀泉霊園       群馬県前橋市
亀岡神社       群馬県尾島町
亀久保神明神社  埼玉県大井町
亀谷神社       埼玉県所沢市
金亀山三学院   埼玉県蕨市
亀山神社       千葉県君津市
亀甲山香取神社  千葉県佐原市
亀鶴山清久寺   千葉県四街道市
香取神社亀有   東京都葛飾区
亀戸天満宮     東京都江東区
亀出神社       東京都江東区
瑞亀山長寿禅寺  東京都江東区
亀岡八幡宮     東京都新宿区
亀住稲荷神社   東京都千代田区
亀頂山三宝寺   東京都練馬区
亀塚稲荷神社   東京都港区
妙亀山総泉寺   東京都台東区
岩亀稲荷       神奈川県横浜市
亀岡八幡宮     神奈川県逗子市
亀ケ池八幡宮   神奈川県相模原市
亀井神社       神奈川県藤沢市
金亀山興願寺   神奈川県藤沢市
亀谷山寿福寺   神奈川県鎌倉市
亀谷山浄智寺   神奈川県鎌倉市
亀寿院         新潟県新潟市
亀田稲荷神社   新潟県亀田町
亀田寺         新潟県亀田町
龍亀山東光寺   新潟県両津市
亀光院         静岡県下田市
亀谷山正信院   静岡県静岡市
亀山神社       三重県亀山市
亀鶴院         愛知県渥美町
亀京寺         愛知県稲沢市
亀翁寺         愛知県稲沢市
亀嶺山海潮寺   愛知県半田市
亀翁山延命寺   愛知県南知多町
亀井山円福寺   愛知県名古屋市
亀岳林萬松寺   愛知県名古屋市
大亀寺         岐阜県本巣町
亀占寺         富山県高岡市
亀谷山金昌寺   富山県富山市
亀谷山正願寺   富山県富山市
亀源寺         石川県田鶴浜町
金亀地蔵堂     滋賀県彦根市
延命山亀龍院   京都府京都市
霊亀山天龍寺   京都府京都市
天龍寺亀渓院   京都府京都市
亀の水不動尊   京都府京都市
亀甲山勧修寺   京都府京都市
亀井山真言院   京都府宇治市
宝亀院         和歌山県高野山
亀乃瀬弁才天国分寺 大阪府柏原市
亀の子寺        兵庫県神戸市
亀谷薬師堂      兵庫県大洲市
亀岡八幡宮      兵庫県南淡町
亀岡山慈眼寺    兵庫県南淡町
亀居山大乗寺    兵庫県香住町
金亀院          兵庫県竹野町
亀山御坊本徳寺  兵庫県姫路市
亀谷神社        鳥取県大栄町
亀谷山八幡神社  島根県瑞穂町
亀山神社        広島県蒲刈町
亀山神社        広島県神辺町
亀山神社        広島県大和町
亀山神社        広島県呉市
亀崎神社        広島県広島市
亀鶴山八幡神社  広島県油木町
亀山神社        広島県安浦町
亀谷厳島神社    広島県総領町
亀山八幡宮      山口県下関市
亀山八幡宮      山口県徳山市
氷室亀山神社    山口県柳井市
亀光山金泉寺    徳島県板野町
亀鶴山隆浄寺    香川県丸亀市
亀山八幡宮      香川県池田町
亀戎社          香川県詫間町
巨鼈山雲邊寺    香川県大野原町
亀井八幡神社    愛媛県魚島村
赤亀山延光寺    高知県宿毛市
亀谷八幡神社    福岡県高田町
亀山八幡宮      長崎県佐世保市
亀谷山満徳寺    熊本県阿蘇町
亀井神社        宮崎県延岡市
                  計=101ヶ所
 これ以外に気が付かれたら、書き込みをお願いします。

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第15号・地名(2)・「亀城」

地名を調べていると、城がやたらと目に付く。
国宝の姫路城、彦根城、松本城、犬山城、全て地名に城が付いて呼ばれている。
日本に城はどれくらいあるか?城に詳しい歴史カメラマンに聞くと「3万は在っただろう」と言う。
手元にある、新人物往来社の「日本廃城総覧」には2万5千強の古城一覧が掲載されている。城と
は何か?小学館の万有百科大事典で城の項を見ると、『軍事的な目的をもって構築した防御設備を、
上世には「き」(城、柵)といい、中世には「じょう」(城)もしくは「じょうかく」(城郭)といい、
中世の末期から以降は「しろ」(城)という。・・・』とあり、また、上記の廃城総覧には『古城とは、
城・要塞・砦・堡・柵・陣屋・屋敷・神籠石・チャシ・グシクなど、広く防御を目的とした施設一般の
遺跡ならびに遺構をいう』と定義されていて、一般的にイメージする「堀、石垣、天守閣」といった
形態的なものが『城』という概念とは異なり、単に守る場所として考えると日本全国に3万以上あっ
たとしても不思議ではない。
さて、現存の城数は?と言うのも難しい。○○城跡公園といった地名が在るが、これは城跡でしかな
いから、城の数に入れるか否か?
冒頭に上げた4つの城は、数ある城の中で極く少ない国宝の城であり、彦根城は別名「金亀城」とも
呼ばれている。そこで、「亀城」は日本にいくつ在るのだろうか?と調べてみたら、何と117!。あ
るもんですねえ!。と言う訳で、例によって「亀城」のリストを作って見ました。途中で気が付いたの
は「亀山」が多いこと。こんもりとした山の上に建つ城で、山の形が亀の甲羅に似ているからと思わ
れるのですが、一方、守りが堅いという意味で亀甲の縁起を担いだのかなあとも思いました。
亀山城           北海道江別市
亀尾神社チャシ      北海道函館市
五稜郭〈亀田役所土塁〉 北海道函館市
亀ヶ岡城          青森県木造町
石亀城           青森県田子町
亀ヶ森館          岩手県大迫町
亀田城            秋田県岩城町
亀岡城            宮城県鳴瀬町
亀ヶ崎城(亀城)       山形県酒田市
猪苗代城(亀ヶ城)     福島県猪苗代町
棚倉城(亀ヶ城)       福島県棚倉町
名倉城(亀ヶ城)       福島県福島市
亀山塁             福島県郡山市
亀泉城             群馬県前橋市
亀甲河内城         群馬県前橋市
宇都宮城               栃木県宇都宮市
(亀ヶ丘城、亀岡城、亀井城)
亀山城           栃木県黒羽町
亀ヶ谷城          茨城県江戸崎町
亀熊城           茨城県真壁町
池亀城           茨城県岩瀬町
土浦城(亀城)       茨城県土浦市
亀ヶ城            千葉県岬町
亀山城           千葉県君津市
亀之甲山陣城       神奈川県横浜市
亀城             静岡県藤枝市
亀山砦           長野県梓川村
亀岡城           新潟県西山町
亀ヶ城           愛知県東栄町
亀穴城           愛知県額田町
亀山城           愛知県作手町
亀城            愛知県刈谷市
亀城            愛知県豊田市
名古屋城(亀尾城、金鯱城) 愛知県名古屋市
伊勢亀山城         三重県亀山市
亀井氏砦          三重県伊賀町
亀山氏砦          三重県名張市
亀山城            富山県礪波市
亀山砦            石川県金沢市
越前大野城(亀山城)    福井県大野市
彦根城(金亀城)       滋賀県彦根市
亀岡城           京都府亀岡市
亀山城           京都府亀岡市
亀山城           京都府野田川町
亀島城           京都府伊根町
岸和田城(千亀利城)   大阪府岸和田市
豊岡亀城          兵庫県豊岡市
芦屋亀ヶ城         兵庫県浜坂町
亀ヶ城            兵庫県但東町
亀山城           和歌山県御坊市
割亀山城          岡山県大佐町
亀崎城           岡山県倉敷市
亀山城           岡山県岡山市
亀山城           岡山県久米町
亀山城           岡山県総社市
亀石城           岡山県岡山市
亀迫城           岡山県井原市
亀居城           広島県大竹市
亀崎城           広島県向島町
亀崎城           広島県広島市
亀山城           広島県吉田町
亀山城           広島県呉市
亀山城           広島県東城町
亀寿山城          広島県新市町
亀城            広島県広島市
本亀城           広島県君田村
亀井山城          鳥取県日南町
亀山城           鳥取県関金村
亀尻城           鳥取県青谷町
亀尾山城          鳥取県日南町
亀山城           島根県伯太町
亀山城           島根県江津市
浜田城(亀山城)      島根県浜田市
亀嵩城           島根県仁多町
亀畑山城          島根県松江市
亀屋城           山口県岩国市
亀渓山城          山口県小郡町
亀甲山城          山口県阿武町
亀山城           山口県長門市
丸亀城(亀山城)      香川県丸亀市
亀水城           香川県高松市
亀の城           愛媛県野村町
大洲城(亀ヶ城)      愛媛県大洲市
亀ヶ森城          愛媛県大洲市
亀ヶ森城          愛媛県広見町
亀甲城           愛媛県川内町
亀山城           愛媛県岩城町
亀田城           愛媛県吉海町
亀島城           愛媛県生名村
松山城(金亀城、錦亀城) 愛媛県松山市
瓶岩亀ヶ森城        高知県南国市
亀山城             福岡県福間町
亀井慈矩陣         佐賀県鎮西町
佐賀城(亀甲城)      佐賀県佐賀市
諫早城(亀の城)      長崎県諫早市
高城(亀城)          長崎県諫早市
平戸城(亀岡城、玄武城)  長崎県平戸市
亀丘城(亀尾城)      長崎県郷ノ浦町
神代城(鶴亀城)      長崎県国見町
臼杵城           大分県臼杵市
 (亀城、亀ヶ城、金亀城、巨亀城)
亀城             大分県国東町
亀石城           大分県天瀬町
延岡城(亀井城)     宮崎県延岡市
亀頭城           宮崎県高千穂町
亀ヶ城            熊本県南小国町
亀ヶ城            熊本県旭志村
亀井城           熊本県清水町
亀尾城           熊本県七城町
大矢野亀ノ迫城      熊本県大矢野町
亀ヶ山城(亀丸城)    鹿児島県吹上町
田布施城          鹿児島県金峰町
 (亀ヶ城、亀山城、丸亀城)
亀ヶ城            鹿児島県里村
亀ヶ城            鹿児島県川内市
亀井山城          鹿児島県野田町
亀井山新城        鹿児島県野田町
亀甲城           鹿児島県知覧町
亀早城           鹿児島県知覧町
亀鶴城           鹿児島県吉松町

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第14号・地名(1)・砂の器

「亀」の付く地名を探しているのですがと訊ねると、松本清張の『砂の器』に「亀田」「亀嵩」が出てきますね、という話が多くの人から言われます。この小説は東京の蒲田駅近くの小さなトリスバーから始まり、そのバーに東北弁らしい言葉を話す二人連れの男が「カメダは今も相変わらずでしょうね」という言葉を残し、その翌日、そのうちの一人が他殺死体で発見される。この「カメダ」とは何か?を巡ってストーリーが展開され、人名「亀田」、地名「亀田」を追う。地名「亀田」は秋田県の「羽後亀田」ではないか、から始まり、結局島根県東南部の「亀嵩」が浮かび、事件解決に向かうという話しです。
地名辞典等で調べてみると、日本全国各地、北は北海道から南は宮崎県まで、45ヶ所の「亀田」があり、東北弁の北日本でも、青森、秋田岩手、福島など、多くの県で見られます。それが、わりとストレートに「羽後亀田」に辿り着くのはちょっと不思議な気がしました。北日本の地名「亀田」をチェックしてみると、
亀田郡      北海道渡島支庁
亀田町       〃 函館市
亀田       青森県五所川原市
亀田        〃 中津軽郡相馬村
亀田        〃 北津軽郡鶴田町
亀田       岩手県一関市
亀田        〃 平鹿郡増田町
亀田町       〃 由利郡岩城町
亀田山       〃 鹿角郡小坂町
亀田       福島県郡山市
などが簡単に目に付きます。上記でも、函館市には亀田本町、亀田港町、亀田大森町、亀田中野町などがあり、岩手県の岩城町にも亀田亀田町、亀田愛宕町、亀田最上町、亀田大町など、沢山の地名があります。
もっと不思議なのは、第六章・方言分布(この「砂の器」は全16章からなっている)の頭の部分に、『今西(この事件担当の刑事)は岡山県の地図を買ってきた。被害者三木謙一は、岡山県江見町の在だ。今西は地図の上でその町を中心に、目を皿のようにしてカメダをさがした。・・・今西はどきりとした。「亀甲」という文字が視野に飛び込んできたのだ。・・・今西は、さらに地図の上で、岡山県全体を入念に探したが、「カメ」の字の付く地名はほかに一つもなかった。・・・』と書かれていますが、私のリストでは岡山県内でカメの付く地名は30ヶ所もあります。今西刑事が買った地図は、もしかすると新聞紙見開き大の昭文社の18万分の1の分県地図だったのかもしれませんが、これなら確かに「亀甲駅」しか載っていなかったと思います。それならば理解はできますが、警視庁の捜査がこの程度の粗雑だとは思いません。私のような狂的なマニアには、ちょっと気にかかります。また、新聞記者の経験もあり、調査が非常に綿密であるとの定評のある著者が、地名辞典を確認されなかったのかなあ?と不思議に思う次第であります。もしかしたら、下調べのアルバイトさんがサボったのかな?
と言う訳で、以下に私のリストから、岡山県内の「地名・亀」リストをご披露します。
亀の甲     英田郡作東町
亀甲      久米郡久米町
亀甲      久米郡中央町
亀甲駅      〃    (JR津山線)
亀甲岩     津山市
亀ノ浦     和気郡日生町鴻島
亀ヶ原     邑久郡邑久町
亀井戸     備前市
亀居      笠原市
亀石      英田郡英田町
亀石      笠岡市
亀石      倉敷市
亀石神社    岡山市水門町
亀石川     英田郡英田町瀧宮
亀岩      岡山市水門町
亀座地     勝田郡勝北町
亀崎      倉敷市
亀山      岡山市
亀山      小田郡矢掛町
亀山      倉敷市
亀津      岡山市
亀島      恵庭郡落合村
亀島1~2丁目 倉敷市
亀島新田    倉敷市連島町
亀浜      岡山市
亀麓      小田郡矢掛町
砂留亀津    岡山市
南亀島     倉敷市水島
北亀島      〃
宝亀       〃 玉島勇崎

Photo

写真は、文中に出てくるJR津山線亀甲駅の駅舎の一部

如何でしたか?松本清張学会?でどなたか発表されますか? 

蛇足ながら。電話帳で見ると、この小説の舞台の島根県仁多郡仁多町亀嵩には2軒の「亀田さん」が居られました。「砂の器」に出てくる「亀甲駅」は平成8年4月9日に訪ねました。駅舎が何と亀の形をしているからです。屋根から巨大な亀の頭が飛び出した造りで、目玉の部分には時計が嵌め込まれていました。駅舎内には亀の置物があちこちに置かれていていました。当時の駅長さんは何と「野呂」(のろ)さんという女性で、五円玉数十個で作った亀を記念にとくださったり、岡山までの切符を、亀のスタンプを押した袋に入れてくださったり、何とも丁寧な扱いをしていただきました。五円玉の亀は、近所のおばさんたちが、亀甲駅発展のためにと寄付してくださるのだそうです。駅近くの中央町役場の広場には、亀甲駅の由来となった巨大な亀型の自然石が置かれていました。

さて、「地名辞典を調べろ」と書きましたが、実は地名辞典を調べても、地名を網羅することは出来ません。都道府県、市区町村の地名を調べるには、ごく普通の地名辞典でよいのですが、大字(おおあざ)、小字(こあざ)、村落、集落の現地での呼び名は完全では有りません。孫字(まごあざ)という言葉があるか否か知りませんが、精密な地名辞典でも拾われていません。また、市町村合併や地名変更も頻繁に行われていて、ちょっと前にあったと思う地名が無くなっていたりします。ましてや、明治時代、江戸時代、それ以前に使われていた由緒ある地名もどんどん無くなっています。

苗字の85%は地名から来ているという説があり、私の姓と同じ地名が有るか?と、地名辞典を見たところ、24ヶ所(1995年に調査)載っていました。しかし、その後、インターネットの検索や友人たちからの情報などで続々と見付かり、現在では53ヶ所にもなりました。現地に行って調べてみると、2~3軒の小さな集落であったり、山の中の人里離れた場所だったりで、地図に載せても載せなくても実生活への影響はほとんどないとは思いますが、現地では地名として存在しているわけですから、おろそかにして欲しくないと思っています。国土地理院の1/5000の地図上の地名の全てを網羅したCD辞典も出ていますが、結局大同小異でした。

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第13号・苗字の話の追加

このブログの第6号に「亀姓リストの終わりに」と題して、同じ漢字圏の中国の苗字についてご紹介しましたが、それがご縁で韓国の姓氏についての資料を頂きましたのでご紹介したいと思います。
朝鮮半島には約300種の苗字があると聞かされていましたが、今回2つの資料をまとめてみると、34
6種の苗字が確認できました。
目にした資料は『始祖・官職通覧事典』の「韓国萬姓族譜」(昭和48年7月1日、姓氏始祖研究所発行、金南完・著)〔以下「A」と云う〕と『朝鮮族譜データベース 姓氏・本貫分類番号一覧』(2003.3発行 編集:TSUJI Hironori&PARK ji young)〔以下「B」と云う〕の二種類で、Aには288種の姓族名が、Bには258種類の姓族名が書かれていて、重複を整理すると346種。1字名が328種、2字名が18種。三文字以上の姓は見当たりませんでした
朝鮮半島の苗字の特徴としては、日本で一般的に云う「苗字」ではなく、あくまで「姓氏」。一族の血族を表したもので、一族の創始者の出身地を表わす「本貫」、更にそこから分派した「宗派」が明確にされていて、同姓の本貫が共通だと、婚姻は禁止されています。例えば韓国姓で最も多い「金氏」には29の「本貫」と41の「宗派」があり、計55分類に分かれていました。
韓国での姓のベスト5は「金」「李」「朴」「崔」「鄭」とされ、この五大姓で人口の50%強と言われています。(この順位には2位と3位の「李」「朴」が、「朴」「李」と入れ替わっている資料もありました)
以下に、韓国姓ベスト50をご紹介しましょう。(左上から右に順位が降下、右下の「千」が50位)
金、李、朴、崔、鄭、姜、趙、尹、張、林
韓、呉、申、徐、権、黄、宗、安、柳、洪
全、高、孫、文、梁、裵、白、曹、許、南
劉、沈、盧、河、丁、成、車、具、郭、禹
朱、田、羅、辛、閔、兪、池、陳、巌、千

二文字姓は
皇甫、司空、東方、独孤、西門、南宮
諸葛、剛田、小嶺、森嘉、鮮于、石抹
乙支、赫連、公孫、扶餘、司馬、夏候
            
中国でも韓国でも「同族会」が活発に行われており、先祖代々にまで遡って一族の団結を大切にしているようですが、日本では一部を除いて趣味の同姓会しかありません。たまに同姓の人と会っても、所詮は赤の他人ということになっています。また、先祖を調べようと思っても、正しく遡れるのは精々五代前程度までしか確認できません。長老、お墓、お寺、戸籍を遡っても、大半が同程度です。とすると、現在の日本は、知らず知らずの同族結婚も多いのかな?中国人、韓国人から見ると、遠い先祖を知らない今の日本人は異様に感じられるかも。

これで、漢字圏の苗字についての全体のご紹介を終わりました。「亀姓」は日本だけで、中国・韓国には有りませんでした。

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第12号・浦島物語(4)

浦島太郎の話の最後は、例によって「浦島データ」と行きましょう。
1. 苗字 電話帳で調べてみると、「浦島」さんは全国で1,111件、「浦嶋」さんが147件、計1,258件ありました。県別に見ると
1. 北海道 116件
2. 神奈川 113件
3. 大阪   70件
4. 東京   67件
5. 岩手   64件
6. 富山   61件
7. 埼玉・千葉51件
9. 広島   50件
10. 奈良   44件
新潟、山梨、島根は「0」でした。海無し県の埼玉、奈良にも多く見られるのは意外でした。また、北海道が第一位と言うのも意外ですね。本州から夢を求めて渡った龍宮が実は北海道だったのでしょうか。
神奈川が二位にあるのは、前述した浦島太郎の父親が神奈川から丹後に赴任した、という伝説を裏付けるものなのでしょうか?

浦嶋姓は
1.奈良   18件
2.大阪   16件
3.北海道  15件
4.熊本   13件
5.東京    8件
6.富山、石川、和歌山、兵庫、鹿児島に各6件
浦島姓の分布とは若干異なります。

ついでの事に、龍宮姓は13件、竜宮姓は12件が散見されました。乙姫姓はゼロでした。

電話帳の検索で、ずばり、浦島太郎さんは岩手県と福岡県で各1名見付けました。香川県詫間町には観光案内の三代目浦島太郎さんが居られます。
また、浦島亀一さん、浦島亀吉さん、浦島亀雄さん、浦島亀助さんの名を見付けました。

2. 地名 地名「浦島」は24ヶ所、龍宮・竜宮は35ヶ所、乙姫は5ヶ所、地図で見付けました。
龍宮って何処にあるの、と気にされる方が多いと思いますので、ここにリストアップしてみます。
1.竜宮台    北海道紋別郡常呂町サロマ湖中洲先端
2.竜宮街道    〃
3.龍宮島    宮城県気仙沼市大島龍舞崎
4.竜宮岬    福島県いわき市
5.龍宮小屋   群馬県利根郡片品村
6.竜宮台    千葉県長生郡長生村
7.龍宮     神奈川県藤沢市江ノ島
8.龍宮殿     〃  足柄郡箱根町
9.龍宮洞穴   山梨県南都留郡足和田村
10. 竜宮崎    長野県上水内郡信濃町
11. 竜宮島    静岡県賀茂郡西伊豆町仁科沖
12. 龍宮     愛知県名古屋市港区
13. 竜宮     愛知県豊田市
14. 竜宮橋     〃
15. 竜宮鼻    三重県度合郡紀勢町
16. 竜宮町    京都府舞鶴市東舞鶴
17. 竜宮浜     〃    大浦半島
18. 竜宮山    兵庫県川辺郡猪名川町
19. 竜宮洞門    〃 美方郡浜坂町
20. 竜宮淵    山口県阿武郡河東町
21, 龍宮の潮吹   〃 大津郡油谷町
22, 竜宮岬     〃 徳山市
23, 竜宮崎     〃 新南陽市
24, 竜宮島     〃 豊浦郡豊浦町
25, 竜宮崎    徳島県阿南市
26, 竜宮の磯    〃 鳴門市
27, 竜宮岩    高知県室戸市
28, 龍宮大橋   愛媛県上浮穴郡柳谷村
29, 竜宮島    福岡県三池郡高田町
30, 竜宮島    長崎県島原市
31, 竜宮小島    〃 南松浦郡若松町
32, 竜宮滝    熊本県上益城郡矢部町
33, 龍宮鼻    大分県南海部郡蒲江町
34, 竜宮城展望台 鹿児島県宮古島間島
35, 竜宮城鍾乳洞 沖縄県石垣市

地名・乙姫は
1. 乙姫岩屋(乙姫窟)宮城県気仙沼市大島龍舞崎
2. 乙姫岩    長野県木曽郡山口村(現在は岐阜県)
3. 乙姫橋     〃
4. 乙姫橋    愛知県知多郡武豊町
5. 乙姫     熊本県阿蘇郡阿蘇町

また、浦島・竜宮・乙姫に関わる神社等は、下記の21件が目に付きました。
1.龍宮神社   北海道小樽市
2.諏訪神社   福島県いわき市(浦島太郎生誕の地?)
3.妙関寺    福島県白河市(樹齢400年を超える枝垂桜、名を「乙姫櫻」)
4.浦島寺    神奈川県横浜市(観福寿寺・浦島太郎の墓)
5.慶運寺    神奈川県横浜市
6.蓮法寺    神奈川県横浜市(浦島親子の供養塔)
7.成仏寺    神奈川県横浜市(浦島の腰掛石)
8.臨川寺    長野県上松町(龍宮から持ち帰った弁財天)
9.竜宮の宮神社 愛知県岡崎市
10.浦島社   愛知県武豊町(知里付神社・玉手箱)
11.真楽寺   愛知県武豊町(助けた亀の墓)
12.竜宮神社  愛知県武豊町(太郎が乙姫を偲んで建立)
13.浦島神社  京都府伊根町(宇良神社・玉手箱などの宝物殿)
14.島児神社  京都府網野町(浦島太郎を祀る)
15.西浦島神社 京都府網野町(乙姫を祀る)
16.網野神社  京都府網野町(浦島を祀る)
17.六神社   京都府網野町(浦島を祀る)
18.浦島神社  香川県詫間町(助けた亀を逃がした浜)
19.亀戎社   香川県詫間町(太郎を載せた亀の墓)
20.乙姫神社  宮崎県日南市
21.龍宮神社  鹿児島県山川町(長崎鼻先端)

3.浦島に関する雑話
 ・無人深海探索潜水機 無人で、しかも自力で深海を探索できる潜水機。名付けて「うらしま」。最大潜水深度は3,500m、航続距離300km。現在では潜水深度6,500mの「しんかい6500」もあり、海洋科学に寄与している。
 ・沖縄の龍宮 那覇市から車で約40分、宜野湾市にある普天間宮の社殿の裏にある鍾乳洞は龍宮に続く入口であるとされている。香川県直島の海岸にも、狭い洞窟があり、「ここを抜けると龍宮の浜に行ける」という話があり、私はやっとの思いで通り抜けたら、その先は唯の浜でした。
 ・浦島海苔 熊本県玉名市に本社を置く「浦島海苔株式会社」。主として九州一円の朝食に愛用されている。因みに、前述した愛知県犬山市の祭りのレショプションの折には、この浦島海苔がみやげに配られた。
 ・宿/浦島 浦島を名乗る旅館・ホテル・民宿・海の家などを電話帳で見てみたら、35軒ありました。
しかし、その内の一つ、東京晴海にあった「ホテル浦島」はいつの間にか廃業していました。
 ・宿/龍宮 同様に「龍宮」を見てみたら23軒ありました。「乙姫」は4軒でした。
 ・温泉/浦島 群馬県利根村に龍宮の湯、京都市上京区に龍宮温泉、大阪市港区に竜宮温泉、大阪市八尾市に浦島温泉を見付けました。
 ・熊本県三角西港には明治時代に港のシンボルとして建てられた洋風旅館「浦島屋旅館」があり、ラフカディオ・ハーンも滞在したことがあり、ここをイメージして「夏の日の夢」という短編を書いたとされるが、今は、当時の建物を復元して海浜公園の休憩所にしていました。

これで浦島の項は終り。次回からは亀岡、亀戸、亀有、タートル・ベイ、カメルーン?といった「亀の付く地名」をレポートしたいと思います。私のリストには国内で約1,300ヶ所の「亀地名」がリストアップされています。皆さんのお住まいの近くに「亀」の地名はありますか?教えて下さい。

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第11号・浦島物語(3)

Photo_3 浦島太郎伝説に関連した資料を探していたら、「浦島太郎の倅が母の実家を訪ねた折に、母から土産に貰った薬師如来像が、京都の亀龍院という寺院の本尊として祀られている」という記述に出会いました。また、この記述には、「この薬師如来像は亀の背に乗っており、これと同じく亀の背に乗った薬師如来像は、この他に、淡路島の洲本市物部、兵庫県北部の浜坂町藤尾にもある」と書かれていました。
私は、早速これらの仏像を見るべく、先ずは京都市中京区錦小路にある「延命山亀龍院」を訪ねてみました。
幸い住職にお会いできたので、「亀に乗った薬師如来像」を拝見したいとお願いしたところ、「第二次大戦の折にこの寺は一時住職不在となり、その時期に本尊が無くなってしまった」とのことであった。次に、淡路島の「亀谷薬師堂」を訪ねると、小さなお堂に石造りの「亀に乗った薬師如来像」らしきものが祀ってあったが、地元の人に聞くと、昭和四十一年に焼失してその後作り変えたとのことでした。兵庫県浜坂町の「亀に乗った薬師如来像」は公民館ほどの大きなお堂の中央に、立派に安置されていました。
京都の亀龍院には、その後、篤志者から失われた亀薬師像を復元した本尊が寄贈され、拝観出来る様になっています。

Photo_4 亀の背に乗った記念碑や像はよく見掛けます。松江の月照寺には、巨大な石造りの亀の背に松江城主松平不昧公の顕彰碑が立てられていたり、東京の青山墓地の中には明治の新時代を築いた中心的指導者である大久保利通の公墓が亀の背に建っています。また、山口の毛利家の墓、会津の保科家の墓も亀の背に立てられています。中国や東南アジア各地にも同様の記念碑が数多くあります。これらの一般名称は「亀趺」(きふ)と言いますが、ベースになっている「亀」は、実は亀ではなく「贔屓」(ひいき)という中国での架空の動物?なのです。中国には鳳凰、朱雀、麒麟、龍といった架空の動物が有りますが、この贔屓も一連の架空の動物の一種です。中国の古い教えの一つに「道教」と言うのがあり、その教えの中に不老不死の仙人の住む「蓬莱山」があり、この蓬莱山を支えているのは七匹の亀というところから、貴重なものを支える架空の動物として「贔屓」が登場して来るわけです。この贔屓の特徴として、耳・目・口が大きく、耳で世間の噂をしっかり把握し、目でしっかり世間を見、口で支えている人に助言するという訳です。こういう贔屓の上に乗るのが偉人(スター)で、身を以って、良くなるように支える、これが転じてスターを「ひいきにする」と言う訳で、「贔屓の引き倒し」など、とんでもない話なのです。蛇足ですが、贔屓という文字は貝が4つで成り立っており、貝は古代の通貨でもあります。従って「贔屓」とは金が沢山必要だ、ということを表しているようです。怖いですねぇ!

「亀に乗った人」には、もう一種類のパターンがあります。京都府の北、丹後半島の付け根に「天の橋立」という名所がありますが、その北端に「籠神社」(このじんじゃ、と読みます)があり、この神社の境内に「亀の背に乗った倭宿禰」(やまとすくね)の像があります。これはその昔、神武天皇が東征のおり、倭宿禰が亀の背に乗って攝津に案内したといういわれを形にしたものです。瀬戸内海の所々にこれに類した言い伝えが残っています。ついでに、この籠神社は「元伊勢神宮」とも云い、三重県にある伊勢神宮は、ここから移されたと言われています。また、この籠神社のず~と南、鬼退治で有名な丹波の大江山近くには「元々伊勢神宮」もあります。
亀の背に乗った仏像としては、大阪府茨木市にある高野山真言宗総持寺。ここのご本尊は「亀の背の上に立った千手観世音菩薩像。その昔藤原高房という人が殺されかけた亀を助けて川に放つ。一年後、高房の子が川に落ちて行方不明。しかし、結局昔助けた亀の背に乗って元気に戻って来た。その後・・・、というお話に由来して造られたものです。亀に乗った観音像は群馬県尾島町の亀岡神社にもあると言われています。(私は未確認です)。
佐賀県唐津市に「唐津クンチ」という祭りがあり、盛大に山車(だし)が繰り出されますが、この山車の中に「亀に乗った浦島太郎」があります。唐津駅東の高架下に並ぶ、通称「屋台街」のシャッターには、この唐津クンチに引き出される14台の山車が描かれていますから、物好きな方は見に行って下さい。(これは、平成11年5月の新聞情報。今はまだあるのかな?唐津の読者の方、情報を下さい)。
「浦島太郎」を祭った山車はもう一つ、何と、愛知県犬山市にもあります。舟形をした山車で、この形も珍しい。出車の垂れ幕には「浦嶌」と鮮やかに書かれており、「浦島太郎と乙姫」のからくり人形が見物をより愉しませてくれます。この祭りは毎年4月の第一土曜日に、犬山城の広場を中心に行われています。
犬山市と言えば、浦島太郎を含めて三太郎の一つ、桃太郎に因んだ「桃太郎神社」が、この犬山市にあります。名鉄犬山駅を降り、木曽川に沿って東進した所にあります。そこの記述によりますと、桃太郎は当地で生まれ育ったと記されています。桃太郎と言うと吉備津神社、吉備津彦神社、鬼が城などが揃っている岡山や、高松市の北側、瀬戸内海に浮かぶ女木島を連想しますが、愛知県の最北端にも浦島太郎とセットで遺跡が残されています。
三太郎のもう一人の登場人物、坂田の金太郎は箱根山で生まれ育ち、この章に出てくる「大江山の鬼退治」に参加しています。
蛇足ですが、この大江山や鬼が島は鬼退治の舞台ですが、この鬼退治の舞台には共通して古代の製鉄が絡んでいます。これは偶々の偶然なのでしょうか?私は空想的な仮説として、「鬼退治とは、製鉄技術を持った拠点の分捕り合戦」ではなかろうかと考えています。銅器から鉄器への転換が政治力の根源であった頃、どうしても製鉄技術を入手したくて、騙し討ち的に製鉄所を襲って手中に納めたサクセス物語を美化して語り継いだのではないか?そんな気がしてなりません。『昔丹後の大江山、鬼ども多く住み居いて、都に出ては人を食い・・・」、京都から大江山までは、直線距離にして約80km、国道を走れば100km以上あります。こんな遠い所から、夜な夜な人を食いに日参出来たのでしょうか?

ついでの事に。丹波から丹後に掛けては、ここに書いたように「浦島太郎」「大江山の鬼退治」「神武天皇」「元伊勢神宮」を始めとして色々の伝説が残されています。天女が舞い降りて水浴びをしているのを欲張り爺さんが見て、天女の着ていた羽衣を隠し、家でこき使ったという「羽衣伝説」もこの地の出来事と言われています。この様にこの辺りは古代の伝説の宝庫で、日本建国の秘密が色々と隠されているように思われます。

浦島太郎の話とよく似た話に「海幸彦・山幸彦」の話があります。海で漁をする海幸彦、山の産物の収集を営む山幸彦。ある日、弟の山幸彦が兄の海幸彦から釣り針を借りて魚釣りをしたところが、魚に釣り針を取られてしまう。兄に謝ったが許してもらえない。途方にくれて海辺で困っていると、老翁が現れ、その案内で海の彼方の龍宮城に行く。龍宮の大王が魚を集めて調べると、鯛の口に針が刺さっており、これを抜いて山幸彦に返し、娘の豊玉姫と結婚して三年間を龍宮で暮らすが、やがて故郷に帰る。その折に「潮満珠」をみやげに貰う。この珠のお陰で平和が訪れるが、その後先の姫、「豊玉姫」が大亀に乗って現れ、山幸彦に子供が出来たと告げる。出産の折、海辺に鵜の羽で葺いた小屋を建てるが、姫が未完成の小屋に入り、「決して覗いてはいけない」と夫に言う。山幸彦は心配のあまり覗いてしまう。・・・ここで生まれたのが鵜茅草葺不合尊(うがやふきあえずのみこと)で、この人と、母親の「豊玉姫」の妹、「玉依姫」(たまよりひめ)とが結婚して生まれたのが「神武天皇」だと言われています。(日本書記・神代の下)
宮崎県日南海岸にある鵜戸神宮は(うどじんぐう)、この鵜茅草葺不合尊の生誕の地とされて居り、境内の海辺には、玉依姫を運んだ亀が石となって鎮座し、その背中に明けられた四角い穴に銭を投げ入れると幸福をもたらすと言われています。

龍宮の姫が亀に乗って現れて、異界に誘い、土産を持たせて帰し、その後結婚して、禁断の約束をする。これは先に述べた浦島伝説の五要素をかなり含んでおり、浦島伝説のエッセンスが各地に存在していた証とも考えられると思います。

前述した羽衣伝説の天女は名前は「トヨ」と言うそうで、このトヨは結果として欲張り爺さんの元を逃げ出し、最後には卑弥呼の後、邪馬台国の女王となったトヨであるという説があります。また、山幸彦の奥さんで神武天皇の祖母が「豊玉姫」、伊勢神宮の外宮の主神が「豊受大神宮」。日本古代の主要人物には「トヨ」という名が何故か多く見られます。

Photo_2  【写真・上】京都・亀龍院の「亀に乗った薬師如来像」

 【写真・中】天の橋立・籠神社の「亀に乗った倭宿禰命像」

 【写真・下】日向・鵜戸神宮の土産「亀に乗った豊玉姫」

       

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第10号 浦嶋物語(2)

前回は浦島太郎物語の成立から変遷の歴史をご紹介しました。
浦島太郎に関する研究書は沢山出版されています。「沖縄こそ竜宮だ、竜宮が訛って琉球となった」とか、「タイムスリップ現象である」とか、「中国のどこかえ旅をしたのだ」とか、諸説紛々ですが、この話、実はもっとスケールの大きい、世界の民話考古学の見地からも取り上げられています。

日本は縄文時代、弥生時代を経て、平安時代、室町時代・・・・・。奈良の正倉院御物の中に、シルクロードを通って日本にもたらされた色々の品を見ることが出来ますが、これと同じように、民話や伝説も色々のルートを経て日本に届いています。
ここで取り上げた浦島太郎の物語も、実はその原点は、遠く中近東に求めることが出来るようです。
前回ご紹介した「浦島サミット」では、東大の民話考古学の大権威者、大林太良名誉教授が「浦島伝説の源流」と題した記念講演をされ、「浦島伝説のエッセンスは、
① 謎の人物(動物)に誘われる。
② 異界(桃源郷、龍宮、仙人の国、蓬莱山など)に連れて行かれる。
③ 不思議な時間経過。
④ (禁断の)土産を貰って帰還。
⑤ 禁断を破って意外な結果が出る。
の五要素に分解され、これらの要素を持った民話の追跡から、元を遡ると4,5千年前の中近東、シュメール文明にまで辿り着く」、と話されて居ました。これを私流に解釈し、図式化すると下表のようになります。
Photo_2   
  左図の上をクリックすると、欄外に大きく表示されます。      


① いわゆるシルクロードを経て、中国、朝鮮半島から日本へ。この流れの中で「道教思想」が混入。
② アフガン、インド、ビルマ、長江を経て日本へ。これは、弥生時代の米作文明と重なり合う。
③ いわゆる海のシルクロードを通り、東南アジアを経て日本へ。
もう一つ、大陸から樺太を経て日本へ、のルートを加えると、日本に渡来した古代の日本人の到達ルートとも重なります。超古代人の渡来ルートはさて置くとして、正倉院御物に見られるように、日本は古代から大陸との交流は盛んであり、物流・商流・人流・情報の流れはかなり多様性を持っていました。また、伝説として語られている「徐福伝説」(注)のように、紀元前210年頃に数千人規模で秦(中国)から日本に渡来したと言われる、超大規模な移住なども驚嘆に値します。その様な古代からの流れを見る時に、上図に示すような伝説の伝播ルートがあったとしてもご理解、ご同意いただけると思います。このようにして到達し、語り継がれた「浦島伝説」ですから、これが日本各地に存在するとしても、聊かも不自然ではないと思います。日本に到着した「浦島伝説」は、その地域ごとに地味を加味した物語として現存している、私はこのように解釈したいと考えています。 

注・「徐福伝説」=古代中国の国家『秦』の時代(BC210年頃)に、秦の始皇帝が徐福に命じて、「東の海の彼方に不老不死の島があり、そこに生息する薬草を食すると不老不死が得られると言う。これを捜し求めて参れ!」。この命を受けた徐福は、数千人の部下(各種の職能工が組織されたと言う)を従えて日本に辿り着き定住した。この徐福伝説は、浦島伝説と同様に、日本海側や太平洋側の国内各地に点在していますが、最も有名なのは紀伊半島南端の紀伊勝浦周辺で、勝浦には「徐福公園」があり、「徐福上陸の地」と案内されています。
学説によると、紀元前400年からAD700年にかけての1000年間に、約100万人の渡来人が来たとされていますから、徐福軍団?の渡来は、わが国の弥生時代の文明確立の大きなエポックの一つであったのでしょう。

前回(1)で書き落としましたが、浦島太郎の龍宮というと、何故か海の底、海底にあるように思われていますが、これは大間違い。『昔むかし浦島は・・・』の唱歌にしても「助けた亀に連れられて・・・」とあるだけで、「亀が潜って海底へ」とは書かれてはいません。これは挿絵からのイメージで、いつの間にか定着してしまったのでしょう。正しくは?「舟に乗っていて、姫に言われて目を瞑っていたら、たちどころに龍宮へ」が原典に書かれている真相です。また、龍宮=蓬莱山だとすると、これは亀に支えられて海の彼方に浮かんでいる仙人の島ですから、矢張り海の底ではありません。謹んで、常識の訂正?をお願いします。
???合掌???

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第9号 浦島物語(1)

♪昔々浦島は・・・♪でお馴染みの浦島太郎のお話。この話が日本に登場したのは、実は今から1287年前に書かれた「日本書記」。それが時代とともに色々と変化して、今日皆さんがご存知の♪昔々浦島は・・・♪となったのです。(先ずここで「えっ、本当?」と思われるのは正直な方)
今回は、この浦島太郎物語の成立から変遷の歴史をご紹介したいと思います。

浦島年表
AD713年 日本全国に、各地の風土記を撰上せよとの勅命
715年 丹後の国司、伊預部馬養連が丹後風土記を記し、これを朝廷に撰上。
    この中に,「浦の島子」の話として、釣りに出て龍宮に行き、300年を経て帰還した浦の島子の話を記載。
720年 「日本書記」刊行。この中に「浦の島子」の話が登場。
要約すると、『海に釣りに出た島子が五色の亀を釣り上げるが、船べりに放り出して居眠りをして、ふと目を覚ますと、絶世の美女が船に坐っていて、「私は仙界の亀姫です。あなたを慕っています。私の国に来て結婚して下さい」と誘われる。島子が同意すると、船はたちまち仙界に。そこで亀姫の両親の許しを得て結婚。三年も経ったころ、ふと故郷のことを思い出し、玉手箱を貰って浜に帰る。しかし、知った人も無く、三百年ほど前に海に出たきり行方不明となっている島子が居たらしいと言われる。途方にくれて、禁じられていた玉手箱を開くと、かぐわしい姿の亀姫が煙と共に天上に舞い上がって、姿を消す』。
759年 万葉集に「水江の浦の嶋子を読む一首」と題した詩が掲載される
825年 第53代、淳和天皇(823~833)が、日本書紀に書かれた「浦の島子」の話に感動して、浦の島子を「筒川大明神」と名付け、丹後半島の筒川(今日の京都府与謝郡伊根町)に小野篁を遣わし、浦島太郎を祭神とする『宇良神社』を造営させ、奉納する。現在も同地に現存している。
1500年頃(室町時代) お伽草子に「浦島太郎」として登場。これ以前は「浦の島子」。
 ここまで来ると、「亀さんの説は本当らしいな」と思い始めるのでは?そして、
1892年(明治25年) 日本昔噺(巌谷小波)に、勧善懲悪(亀を助けて)の物語として登場。
1900年(明治33)  唱歌集に「浦島太郎の歌」登場(石原和三郎作詞、田村虎蔵作曲)
1903年(明治36)  国定教科書に「浦島物語」登場。

この様に、八世紀に誕生した物語が、明治の国策によって再登場し、今日一般的に知られている「亀を助けて、亀に乗って竜宮城に行った浦島太郎」となったのです。
私見ですが、原本の日本書紀では「姫に誘われて・・・」が、いつの間にか「亀を助けて・・・」となったのは、明治の中期、国を確立しようとしていた時代に、「武士の子である太郎が、娘に誘われてノコノコと付いて行って・・・」では示しが付かないので、「亀を助けて・・・」という「報恩感謝の物語」に書き換えて普及させたのではないでしょうか。
  
浦島太郎伝説は、日本の各地に存在しています。ここに揚げた丹後半島の伊根町以外にも沢山あります。
今から7年前の平成12年、この伊根町が音頭を取って「浦島サミット」「浦島シンポジューム」が開かれ、その時にリストアップされたのは、
 福島県いわき市
 埼玉県両神村
 神奈川県横浜市
 長野県上松町
長野県山口村
石川県松任市
京都府網野町
愛知県蒲郡市
愛知県武豊町
広島県尾道市
香川県詫間町
香川県仁尾町
沖縄県南風原町
沖縄県与那原町
沖縄県具志川市
の16ヶ所でした。
このサミットはその後、長野県上松町、愛知県武豊町で開催されています。

横浜市は神奈川区に「浦島町」「新浦島町」「浦島ヶ丘」「亀住町」という地名がまとまって存在し、「浦島を祀った廟」「浦島親子の記念碑」「浦島の墓」などがあり、山の中にある「寝覚めの床」で有名な長野県上松町には「浦島神社」「浦島博物館」が、隣村の山口町(今は岐阜県に併合)の木曽川の中洲には「乙姫岩」があります。また、香川県の詫間町には「亀を助けた浜」「亀が迎えに来た浜」「浦島が帰ってきた浜」「見送ってきた乙姫が滞在した浜」「浦島が老後を過ごした場所」「浦島親子の墓」などがあり、「浦島太郎さん」が観光案内をしてくれます。愛知県武豊町には「亀に乗って竜宮城に旅立った浜」「竜宮のあった場所」「浦島の墓」「玉手箱を収めた宝物殿」「浦島を運んだ亀の墓」「乙姫を祀った祠」等があります。丹後半島の西側、網野町にも「浦島が住んでいた場所」「浦島を祀った神社」「竜宮から帰って玉手箱を開け、しわくちゃになった顔のしわを引きちぎって投げつけた松」「乙姫神社」などがあります。このほかにも、鹿児島の最南端、長崎鼻に竜宮神社があったり、このあたりを中心に、古代の沖縄との繫がりを示すと見られる乙姫物語があったりします。 
横浜の浦島町辺りの浦島伝説は、当地の有力者が丹後の国司となって赴任した折に、倅の太郎が行方不明になり、泣く泣く任期を終えて帰国した。後日浦島太郎が龍宮から浜に戻って調べたところ、両親は神奈川の地に戻ったと聞いたので、この地に戻り、両親の供養をして過ごしたという物語が残されており、長野県の山の中、木曾の「寝覚めの床」の浦島伝説は、龍宮から戻るときに、玉手箱、仏像、巻物を土産に貰い、その巻物には空を飛ぶ術が書かれていたので、それをマスターして日本中を飛び回っていたが、この寝覚めの床が気に入ったので、ここを永住の土地と定めて、釣り三昧で過ごしたが、それに飽きて、ふと玉手箱を開けると、雲になって大空に舞い上がって行方知らずとなり、残された観音像をこの地に奉納した、と言われています。当地の博物館には「浦島が使っていた釣竿」「硯と墨」が展示されています。ここでも浦島が龍宮に旅立ったのは丹後半島だ、と述べられて居ます。
丹後半島には伊根町と網野町に浦島神社がありますが、松本清張の説によると、本命は網野町だそうですが、私は伊根町が本命のように感じています。

馬鹿な私めは、上記の全ての場所を見てきました。

次回には、浦島物語(2)として、この様に日本中にある浦島伝説、更には東南アジアやハワイにまで点在する「浦島伝説の秘密」についてお話してみようと思っています。お楽しみに!

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第8号・酒造米「亀の尾」

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  良い酒を造るのには醸造米が重要である。醸造米として一般的に知られている酒米としては「山田錦」「美山錦」「五百万石」「トドロキ早生」などがあるが、最近特に名高いのが「亀の尾」という酒造米である「亀の尾」は明治二十六年の秋、偶然とも言える優秀な三本の稲穂を阿部亀次が発見し、絶え間ない研究と努力の結果生まれた幻の米で、酒造りのほか、食用としても生産され、冷害や害虫に強い品種として東北地方を中心に普及したが、その後、品種改良が進むにつれ途絶えた。現在の銘柄米「コシヒカリ」「ササニシキ」「アキタコマチ」等のルーツとされる生みの親である。
 その後、1983(昭和58)年に新潟県の久須美酒造が、わずかに残っていた種のもみから酒造りに取り組み、銘酒「亀の翁(かめのお)」として世に出している。その過程は、漫画やテレビドラマ「夏子の酒」のモデルにもなり、一躍、脚光を浴びた。
 それとは別に、平成10年十月下旬、岡山県英田郡の農家が、国の減反政策が続く中、生き残り策として三年がかりで育て上げた米「亀の尾」を兵庫県姫路市にある田中酒造場に持ち込んだ。同酒造場は、全国新酒鑑評会で、七年連続金賞を受賞しており、「農家の励みになれば」との思いから持ち込まれた米で酒造りを開始。現在では「白鷺の城・亀」「白鷺城・亀の尾」などの銘柄で出荷されている。
 酒米「亀の尾」は現在では宮城、山形、岡山、鳥取など多くの地域で生産されるようになっている。この「亀の尾」を酒米として用いた蔵元・銘柄で目に付いたものを下記に記す。
いずれも大吟譲酒で、美味この上もない銘酒である。

◆酒米・「亀の尾」で造られた酒
     
1.亀の舞 秋田県能代市 喜久水酒造
2.小町のゆめ 秋田県湯沢町 木村酒造
3.亀の尾で造った純米吟醸酒 秋田県神岡町 福之友酒造
4.刈穂亀の尾仕込み純米吟醸酒 秋田県 刈穂酒造
5.福の友・亀の尾 秋田県神岡町 福之友酒造
6.亀ノ尾仕込・天の戸 秋田県平鹿町 浅舞酒造
7.七福神・亀萬歳 岩手県盛岡市 菊の司酒造
8.菊の司・亀の尾仕込 岩手県盛岡市 菊の司酒造
9.南部亀の寿 岩手県前沢町 岩手銘醸
10.亀ノ尾仕込・天の戸 秋田県平鹿町 浅舞酒造
11.四季の松島亀の尾純米吟醸 宮城県塩釜市 阿部勘九郎
12.宮寒梅・亀の尾仕込 宮城県古川市 寒梅酒造
13.亀の尾 新潟県和島村 久須美酒造
14.清泉 新潟県和島村 久須美酒造
15.両関「夢」秋田県湯沢町 両関酒造
16.岩手誉「宗任」岩手県前沢町 岩手銘醸
17.出羽桜・亀の尾 山形県天童市 出羽桜酒造
18.亀の尾・梅川 山形県余目町 鯉川酒造
19.亀の尾・恋の川 山形県余目町 鯉川酒造
20.亀仙人 山形県羽黒町 亀の井酒造
21.米鶴・うきたむ亀粋 山形県高畠町 米鶴酒造
22.上亀元 山形県酒田市 坂田酒造
23.米の力 山形県高畠町 米鶴酒造
24. 鳳凰金賞・亀ノ尾 栃木県 小林酒造
25. 壽萬龜 千葉県鴨川市 亀田酒造
21. 亀の翁 新潟県和島村 久須美酒造
22. 群亀 新潟県長岡市 関原酒造
23. 龜龜覇 滋賀県新旭町 上原酒造
24. 白鷺の城「亀」兵庫県姫路市 田中酒造所
25. 白鷺の城「亀の甲」兵庫県姫路市 田中酒造所
26. 白鷺城「亀の尾」 兵庫県姫路市 田中酒造所
27. 亀甲 壹拾八「寿亀」兵庫県姫路市 田中酒造所
28. 亀五郎 島根県温泉津町(酒仙蔵人五郎の会)
29. 伴農繁醸・亀の尾 広島県甲奴町 山岡酒造
30. 瑞冠 広島県甲奴町 山岡酒造
31. 亀かくし 広島県甲奴町 山岡酒造
32. 萬年亀 福岡県三潴町 萬年亀酒造場
33. 亀の尾 福岡県 伊豆本店
34. 亀の井・玄亀 大分県玖珠町 亀の井酒造
醸造米に亀酔という銘柄もありました。山形県高畠町の米鶴酒造から『亀酔』という銘柄で出されています。

こんなことを調べていると、ついでに「亀」の名の付く酒蔵(醸造元)はないかと確認したくなります。 
やはりありました。しかも大半は酒の銘柄に「亀」を用いていました。
記載順は、蔵元名、所在地、銘柄

◆「亀」酒造元
1. 亀の井酒造 山形県羽黒町 亀の井・くどき上手・亀仙人
2. 亀屋酒造 福島県原町市 亀の花・八塩折之神酒
3. 亀田酒造本家 千葉県鴨川市  寿萬亀
4. 神亀酒造 埼玉県蓮田市 神亀・ひこ孫
5. 笑亀酒造 長野県塩尻市 笑亀
6. 亀屋酒造店 長野県 亀波
7. 亀田屋酒造店 長野県 金蘭亀の世
8. 初亀醸造 静岡県岡部町 亀・初亀
9. 亀谷酒店 岐阜県美濃太田市 亀甲正宗
10.亀齢酒造 広島県東広島市 亀齢・亀どん
11.川亀酒造 愛媛県 川亀
12.亀岡酒造 愛媛県五十崎町 千代の亀
13.亀泉酒造 高知県土佐市 亀泉・麓亀泉・貴賓
14.池亀酒造 福岡県 池亀
15.萬年亀酒造場 福岡県三潴町 万年亀
16.亀萬酒造 熊本県津奈本町 亀萬・平家の里 
17.亀の井酒造 大分県玖珠町 亀の井

お酒にこれだけ「亀」が居るのだから当然焼酎にも、と調べてみたら、矢張り居ました、居ました。
取り敢えずは17種見付けました。

【焼酎の部】
1. やっとかめ(甲類焼酎)愛知県 はざま酒造
2. 大亀(粕取焼酎)福岡県粕屋町 光酒造
3. 亀(芋)宮崎県西都市 岩倉酒造
4. のろまの亀(球磨焼酎)熊本県一勝地 渕田酒造
5. 千亀女(芋・蕎麦)鹿児島県志布志町 若潮酒造
6. 亀五郎(芋)鹿児島県 吉永和久
7. おと姫(芋)鹿児島県 吉永和久
8. カレッタ(黒糖)鹿児島県 弥生焼酎醸造所
9. みんがめ(黒糖)鹿児島県 弥生焼酎醸造所 
10.亀ヶ丘(芋)鹿児島県 吹上焼酎
11.かめ壷仕込 さつま白波 鹿児島県枕崎市 薩摩酒造
12.かめつぼ仕込(芋)鹿児島県 さつま無双
13.かめ蔵 鹿児島県 さつま無双
14.酔亀(芋)鹿児島県 さつま無双
15.芋亀(芋)鹿児島県薩摩川内市 オカダマ酒造
16.無瀬の浜亀 鹿児島県薩摩川内市 オガタマ酒造
17.カメ鷲尾 鹿児島県 田村
18.かめ仕込み龍宮(黒糖)鹿児島県名瀬市 富田酒造場

◆ワイン tortoise creek(亀の入江?)南フランス産の赤ワイン ラベルは亀の夫婦がワインを一杯の絵

◆煙草 韓国に「こぶくそん」(亀)銘柄の煙草があるとのこと。

◆酒-亀(スッポン酒)
鼈(元かんむりに黽)魚酒(ユアニューチュウ)=スッポンを漬け込んだ白酒(パイチュウ・中国の焼酎)。薬用酒

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このブログは、「亀」に関した種々の資料を提供するために始めたものです。
今回で第8回。一回の文章が長いので、最初の頃のものは下の方に隠れていますので、もう一度、第1号に記した全体のインデックスを採録しておきます。
『このブログの目的は、私が遊んでいる「亀百科」をご紹介し、皆様からも亀情報を頂きたいためです。凡その内容としては
① 苗字・名前の「亀」(済)
② お酒の銘柄の「亀」(済)
③ 亀に因んだ「浦島太郎の話」
④ 地名「亀」
⑤ 動物の「亀」の分類
⑥ 亀が出てくる「俳句」「川柳」「落語」「芝居」など
⑦ 亀鳴く、やっとかめ、カメハメハ、カメンライダー等々、「かめ」の付く言葉の辞書
要するに「亀の博物誌」の作成です』。

という流れで、次回は「浦島太郎物語」をご紹介します。「そんなの今更」と思われる方こそ是非見てください。
「お代は見てのお帰り!」きっと『甲羅から鱗!』ですよ!

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