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2007年4月

第6号 亀姓リストの終わりに

外国に「かめ姓」は在るだろうか?
漢字圏の中国については、偶々昨年(2006)1月11日付の人民日報に中国での苗字調査の記事が掲載されており、また、知人から平成元年十月に発刊された「神州姓氏新考」という、同じく中国での苗字研究の本を頂戴したので、それらで調べてみたが、「亀」の付く苗字は無かった。
韓国での調査は十分ではないが、今の所「亀姓」は見出していない。但し、名前では「鄭徳亀」「李亀沢」「朴淳亀」「朴民亀」「申鉉亀」さん等を日本の新聞で見掛けた。
 その他の外国では、
フセイン・カメル  元アフガニスタンの閣僚
レオン・ガメス   ベネズエラ
エド・タートル   アメリカ
カガメ        ルワンダ
ガメル        ルワンダ
カメル・アルハラミ クゥエート
などを日本の新聞で見掛けた。

中国の苗字を出したついでに、中国の苗字のランキングをお目に掛けようと思います。
李,王、張、劉、陳、楊、黄、趟、周、呉、これがベスト10。
李=7.4%で9700万人、王=7.2%で9400万人、張=6.8%で8900万人だとか。
11位以下は、
徐、孫、朱、馬、胡、郭、林、何、高、梁、
鄭、羅、宋、謝、唐、韓、曹、許、鄧、粛、
馮、曾、程、蔡、彭、潘、袁、于、董、余、
蘇、叶、呂、魏、蒋、田、杜、丁、沈、姜、
範、江、傳、鐘、慮、汪、戴、崔、任、陸、
寥、桃、方、金、邸、夏、漂、韋、賈、鄒、
石、熊、孟、秦、閻、薛、候、雷、白、龍、
段、郝、孔、邵、史、毛、常、万、顧、頼、
武、康、賀、巌、尹、銭、施、牛、洪、龔、
以上、中国の苗字ベスト100でした。

日本の苗字は13万種と世界最大である。前述の「日本苗字大辞典」には約291,500種の苗字読みが記載されている。13万と29万、その差はひとつの苗字に読み方が多種あるためである。例えば、大坂(大阪)=おおさか、おおざか、おさか、おさが、おざか、だいさか、の6種の読み方がある。と言う事で、苗字の文字の種類では約13万種、読み方の種類で数えると約292千種と言うわけです。先の中国では約6000種、韓国は約300種。日本が如何に多いかが分かります。

現在の中国での苗字のベスト100をご覧に入れましたので、ついでに、日本の苗字のランキングもお目に掛けましょう。苗字のランキング表も色々あり、昔一番有名だったのは「佐久間ランキング」。その他に「丹羽ランキング」とか、生命保険会社が契約者の名簿を基に作成している「明治生命ランキング」などもあります。最も最近発表されたのが「村上ランキング」。電話帳のCDロム化された以降に作成されたと思われるので、私はこのデータが最も信頼できると思っています。そこで、この村上ランキングによるベスト20をお目に掛けましょう。数字は推定人口、単位=人
1.佐藤  1,914,300
2.鈴木  1,692,300
3.高橋  1,406,000
4.田中  1,324,200
5.渡辺  1,090,400
6.伊藤  1,072,400
7.山本  1,068,200
8.中村  1,041,200
9.小林  1,011,900
10.加藤   853,300
11.吉田   828,800
12.山田   811,000
13.佐々木  709,400
14.山口   636,900
15.松本   627,600
16.斎藤   619,100
17.井上   604,900
18.木村   573,100
19.林     537,400
20.清水   520,100

苗字の最後に、日本人の苗字の特徴に付いて、別の角度からご紹介しましょう。
上記ベスト20の苗字の使用文字数は40文字、この内、藤=4、田・木・山=3、村・本・林=2。
上記20種の苗字の中この7文字を使わない苗字は高橋、渡辺、井上、清水のわずか4種。このくらい文字に偏りがあり、しかも自然を表した文字で構成されていることに気が付きます。
と言う事で、13万種の文字をこの様に分解して、加重平均した文字の使用頻度ランキングは下記の通りでした。(単位=万人)
1,田= 1,805  15.19%
2.藤=  891   7.49%
3.山=  852   7.17%
4.川=  640   5.39%
5.野=  634   5.34%
6.本=  609   5.12%
7.村=  583   4.90%  50.6%
8.中=  560   4.71%
9.井=  559   4.71%
10.木=   540   4.54%  64.6%
加重平均で見ると、日本人の15%は「田」の付く苗字を用いており、人口の約50%は田、藤、山、川,野、本、村の文字を苗字に使用していると言う事が出来ます。

「亀」名前
苗字について、これだけリストを揚げると、当然「名前は」となる。
名前についても電話帳のCDロム化がされており、それで拾うと、27,060人の「亀」名前が出てきた。
種類で1,620種。内、カナ名が31種599人、かな名が19種307人、漢字名が1,570種でした。名前のランキングベスト20は
1.亀吉    2,286
2.亀雄    2,135
3.亀太郎   1,566
4.亀一     1,424
5.亀夫      944
6.亀男     926
7.亀治     868
8.亀       839
9.亀次郎   600
10.亀蔵    593
11.カメ      536
12.亀次    487
13.亀之助   435
14.亀松    420
15.亀市    419
16.亀三郎   359
17.亀義    298
18.亀寿    291
19.亀喜    262
20.亀一郎   232
10位の亀蔵以外に亀藏=11、18位の亀寿以外に亀壽=4があることを申し添えておきます。

「亀」の付く名前はどの地区に多いのだろうか。単純に県別に見ると、
1位、東京都  1623人、
2位、大阪府  1606人、
3位、高知県  1427人、
4位、沖縄    1317人、
5位、兵庫県  1121人、
6位、北海道  1029人
7位、神奈川県 1027人、
8位、福岡県  1010人
9位、埼玉県   926人
10位、愛媛県  922人
となっている。見てわかる通り、人口に比して沖縄、愛媛が異常に多いことが判ります。
「亀ちゃん」の本場は、沖縄、愛媛なのでしょうか?
ついでの事に、県別人口との関係で見てみました。県民何人に一人が「亀ちゃん」なのか?です。
その結果、「亀ちゃん」密度が濃いのは
1、 高知県 156人に1人
2、 沖縄県 204 〃
3、 愛媛県 416 〃
4、 岡山県 492 〃
5、 長崎県 501 〃
6、 福島県 538 〃
7、 鳥取県 547 〃
8、 島根県 589 〃
9、 徳島県 646 〃
10、宮城県 661 〃
最下位は愛知県、3,181人に1人の割合、次は岐阜県の2,526人、東京都が2,187人に1人.「亀ちゃん」少ない県のワースト3、全国平均は1,078人に一人の割合でした。
やはり、高知、沖縄、愛媛と海縁の県で「亀ちゃん」が多いようです。

「亀姓」に始まって「亀の名前」まで、5回に亘って紹介してきました。真面目に見て下さった方はご苦労様でした。
では、ここらで一杯、次回は『亀』銘柄のお酒についてご紹介します。

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